トップページ >> その他制作 >> 九尾制作レポート その2

九尾制作レポート その2

  • 2013年10月21日(月)

図1: 今回はここまでやります

どうもこんばんは。
今回は九尾製作レポートの続きです。

今回は結構地味な作業が多めなのですが…ひとまず流れはこんな感じ。
・型紙制作(型紙試作→テスト組み立て の繰り返し→正式な型紙の作成)
・型を生地に転写

この中からネタになりそうなところを幾つかピックアップしていきます。



図2: 簡単なイメージ図です。
まずは一つ一つの尻尾の形をイメージしやすくするために簡単な絵を描きつつ、それを実現するための型紙のおおまかなイメージを描きます(図2)。まあ型紙はアーモンド形のものを複数組み合わせ、みたいな感じかなーとまずは漠然と思うわけですがそこから少しずつ調整して理想の形に近づけていくわけです。

このイメージを基に型紙α版を作成。で、実際に組み立ててうまくいくかはわからないので実際にペーパークラフトの要領で組み立てていきます。案の定最初に作ったやつはイメージ通りの形にならない上に歪みが多くてまともに組み立てられない(笑)のでまずは組み立てられるレベルになるまで微調整していきます。2回微調整してなんとか組み立てられました(図3~4)。
図3: 形にはなった…よ?  図4: 別角度から。

しかしまだまだ歪みもあるし全体の形もイメージに近づけたい。ということでさらに微調整(と、試組み立て)を繰り返していきます。これを4回ほど繰り返して、かなりいい形になってきたのでこれを正式版とすることとしました(図5~6)。さらにこれを基準として太さの違うものをもう2種類作成(図7~8)。
図5: いい感じに出来ましたー  図6: 試作機たちの残骸 図7: 太さが違うものも作りました。  図8: この時点での型紙。

で、これで進めようと思ったんですけど、次の日やっぱり気になっちゃって。というのも、これ横から見ると上記写真のようにそれっぽく見えるのですが、これを正面から見ると…図9のとおり。
図9: 悲しいまでに見事なひし形。
本来なら(ほぼ)きれいな円形になって欲しいところが、見事なまでのひし形。きっと実際に布を縫い合わせるとそんなに気になりはしないと思うのですが、やはりもうちょっと調整がほしい。ということで膨らみを加えるためにここからちょっとだけ調整を加えます。具体的には型に切り込みのようなものを入れます。このへんの説明はめんどくさいのですっ飛ばし。下記の型紙写真を上のものと見比べればなんとなくわかると思います。
もうあまり残された時間もないのであまり大胆な修正はできませんが、気持ち程度に修正を入れて…ちょっとだけ改善されました。今度こそこれを正式版とし、今後この型紙を使っていくこととします(図10~12)。
図10: 修正前後の比較。膨らみが出ました。  図11: ちょっとだけ丸に近づきました  図12: 修正後の型紙。切れ込み入ってます。

ここから先は地味な作業なのでダイジェスト。
上で作った型紙を生地の色別に分離(黒い部分と白い部分がありますので)。これを実際に使う大きさに拡大。
あとは生地の方にどんどん移していきます。これが地味にめんどくさい。しかも途中で生地が足りないことに気づき買いに走ったりなど…紆余曲折しながら進めてなんとか転写まで完了!

次回、これを全部裁断して縫い合わせてワタ詰めて骨組みとドッキングして…あれ?まだ作業いっぱい…
カワハロまであと1週間弱。間に合う気がしない!ボスケテ! いや真面目に誰か手伝ってください(笑)

つづく!

コメントを残す